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課題認識Issues
ISSUES
海も、島も、山も、川も、都市も。狭い県土に、日本の縮図がそろっています。人口の減少、進む高齢化、細っていく交通、担い手の不足、災害への備え——地方がこれから避けて通れない課題は、この土地に、先に、そしてまとめて現れます。だからこそ私たちは、机上の分析からではなく、いま課題が立ち上がっているこの現場から始めます。答えのない問いに、地域とともに、手を動かしながら向き合っていく。

地方のこれからは、香川に先に、まとめて現れる。Issues

01

島嶼部の孤立

香川には24の有人離島があり、約3万1千人が暮らしています。高齢化率は小豆島町で44.1%、土庄町で43.1%と県平均31.8%を大きく上回り、医療機関のない有人島も10島。高松〜小豆島(土庄)の高速艇は燃料費高騰で2026年5月に1日15便から8便へ減便されました。

香川県離島振興計画 / 日本経済新聞

24有人離島
02

山間部の後継者不足

農業や林業を営む人が、後継者不足に直面しています。四国4県では個人経営体で後継者を確保できているのは約28%、残る約72%には後継者がいません。一方で山あいの道路は年々整備され、住民が最優先で求めるものと行政の取り組みの間にはずれが生まれています。

日本財務戦略センター(四国4県)

72%が後継者不在
03

伝統文化の衰退

過疎化は、地域の伝統文化も細らせます。小豆島の醤油蔵は明治期のピーク約400軒から、いまは約120軒まで減りました。酒造や張子(郷土玩具)の職人も数を減らしています。事業を継ぐことは文化を継ぐこと。継承に失敗すれば、その土地の文化がひとつ消えます。

小豆島醤油協同組合

400 → 120醤油蔵(軒)
04

環境と防災

海や離島への不法投棄が後を絶ちません。逆に、海をきれいにしすぎて栄養が不足し、漁ができなくなったこともあります。「きれいにする」だけでは解けない問題です。加えて瀬戸内は、大地震が起きれば震度6以上が想定され、四国の他県を支える災害救援の拠点にもなる必要があります。

きれいに
しすぎても、
漁ができない
05

DXの遅れ

香川県内でDXに取り組む企業は14.2%(全国平均15.7%)。「理解して取り組みたい」まで含めても35.6%(全国41.4%)と全国よりやや遅れています。都市部のコンサルには頼めず、地元業者はITに弱い。その狭間で立ち止まる中小企業が少なくありません。

帝国データバンク

14.2%がDX着手

交通、後継者、文化、環境、DX。バラバラの問題に見えて、人の流れが減れば仕事も文化も続きにくくなるという一点でつながっています。

使命Mission
MISSION
人が減っても、暮らしは続いていきます。必要なのは、技術をただ外から持ち込むことではありません。地域に根ざした産業や生業そのものを、内側から支え、少しずつ強くしていくこと。人手の足りない現場を省人化で楽にし、そこで生まれた余力を、また地域へと還していく。その循環がひとりでに回りはじめるまでの、最初のひと押しを、私たちが担います。

失われゆく地域の産業と文化を、技術でつなぎ、次の世代へ。Mission

私たちが担う、最初のひと押し

01

人が減り、
二人分を一人で

02

人でなくていい
仕事を技術で省く

省人化
03

一人あたりの
生産性が上がる

04

給料が
上がる

05

人が地方に
戻ってくる

そして人が増えれば、また回りはじめる。この循環の最初のひと押しを、私たちが担います。

そしてこれは、香川だけの話ではありません。異なる背景を持つ人が、それぞれの土地で経済や社会に関わるからこそ、国としての考え方は深まり、イノベーションが生まれる。

香川創生から、日本創生へ。

VISION
未来像Vision

分散社会

Distributed Dreams

人、もの、お金、技術、情報——現代社会を取り巻くこれらの要素が、決して均一にではなく、「適度に」分散する社会。大都市や海外に頼りきりになるのではなく、地元のことを地元でやれる社会です。

「何かをやりたい」「叶えたい夢がある」。その思いを、日本全国どこでも、誰でも実現できる。

VALUES
価値観Values
01

AIに、任せすぎない。

私たちは、AIを使う会社です。使いまくる会社、と言った方が正確かもしれません。ですが、あるいはだからこそ、日々進化するAIの限界もよくわかっています。人間が手を動かした方が速い作業、人間がやった方が楽しいこと、人間が責任を持って決めるべき判断。その線引きを見極めながら技術と向き合います。この姿勢は、お客様へのサービスでも、社内のオペレーションでも変わりません。

02

完璧を、求めすぎない。

地域の伝統が時代に合わせて少しずつ姿を変えてきたように、社会は常に流動的です。ある瞬間だけに完璧に合うものは、次の瞬間には意味を失います。だから私たちは、その一瞬に固執して時間をかけるより、適切なスピードで出し、常にアップデートし続けることを選びます。

03

自分で、決めすぎない。

代々受け継がれてきた地域の文脈は、深く、複雑です。だからこそ、私たちが机の上だけで答えを決めることはしません。現場に足を運び、生の声を聞き、必要なところに必要な分だけ手を入れる。お客様にとって本当に価値のあるものを、価値のあるスピードで届けるために、まず聞くことから始めます。

04

何かを、責めすぎない。

解決すべき課題は、大きいものほど、誰か一人が背負いきれるものではありません。そして多くの場合、原因は特定の誰かではなく、その人たちを取り巻く構造の側にあります。私たちは犯人を探すのではなく、複雑に絡み合った課題を一つずつ解きほぐし、構造そのものから見直していきます。

05

手段に、こだわりすぎない。

AIをはじめとする最新技術は日々進化し、魅力的な機能が次々と現れます。ですが私たちは、いったん立ち止まって問います。「その機能は、どんな課題を解決するのか」「解決したい課題と、使いたい手段が、いつのまにか逆転していないか」。会社全体でこの問いを持ち続けます。そうすれば、いつかAIを超える何かが現れたときも、技術ではなくお客様に寄り添い続けられるからです。